web製作を振り返る
文芸船を開設してから11年(現在)となり、これまでも色々と変遷があったのでいったん、振り返ってみました。作品には各々の思い出等もあるのですが、とりあえずWebサイトの思い出ということで技術中心に記載しておきます。
廃止した技術関係
- メール送信欄
- いわゆるメール送信ページを設けていたが、当該ページ経由がスパムしか入って来ないので削除し、メールアドレスとそのアンカーのみとした。Twitterを文芸船紹介に追記した。
- DoCoMo mova向け変換スクリプト
- 要素のみではなくタグの扱いが細かくてDOMでは対応できず、正規表現とSAXで実現していた。NTTのmova廃止とともにスクリプトも削除。今はSAXの名前を見かけないが、誰かまだ使っているのだろうか。
- フィーチャーフォン向け絵文字
- フィーチャーフォンはキャリア毎(DoCoMo、au、SoftBank)に仕組みが異なるため、各キャリアのXSLTを別々に維持しなければならず、更新の際に面倒になって削除した。現在は絵文字なし、3社とも同じXHTML Basicで配信。
- HTML4.01 Traditional、XHTML1.1
- 早期にCSSを使っていたためHTML4.01 Traditionalは極めて短期間だった。すぐにHTML4.01 Strictへ移行し、XHTML1.1の時期が結構長かった。今はXHTML1.1も止めてXHTML5を標準にしている
が、IE8などにはHTML4.01 Strictで配信中。ちなみに古いサイトのわりに、私はfontタグを使ったことがほとんどない。
- GRDDL
- Semantic Webで私が一押しだった規格で、あちこちのページに埋め込みしていた。HTML5でprofile属性が廃止され事実上消えたが、Schema.orgなどを理解するため役に立った。RDFのグラフと合わせてかなり勉強した思い出の技術。
- 複数種類のCSS
- PC向けは分野別のCSSを使っていたが、これも面倒になって次第に集約していき、現在は標準・メニューの2ファイルに統合した。他にフィーチャーフォン向けとRSS向けもある。
- HTTP Response headerのlanguage設定
- 英語のみのページをどうするのか等を考えた結果、Apacheの設定作業が面倒なので設定を外した。
- リンク集のXBEL化
- 今後広がる、盛り上がるとの触れ込みを真に受けて、HTMLで公開しているリンク集をXSLT + PHPで変換できるようにしたが、ブラウザ間は直接ブラウザ間でブックマーク移動するトレンドになり、結局はXBEL変換機能を廃止した。
- 温泉の地図表示
- 緯度経度を元にしたGoogle Mapの地図を表示できるようにしたが、動作が不安定だったので削除した。一応、正規にキーなども付けていたのだが……気が向いたらまた調査した上で再開するかも。地図へのリンクを生成するJavaScriptを追加した。
廃止したコンテンツ
- Flashコンテンツ(詩1作)
- フリーソフトで簡単にFlashが作れるとのことで作ってみた。そのうち非アクセシブルだし飽きたので削除した。
- MS-DOSコマンド解説ページ
- 開設の初期に作成していたが、メニューページを整理しているうちに面倒になって削除した。今はMacを使用しているが、Windowsを使う際の備忘録として残しておけば良かったと後悔。
- 更新履歴
- これも更新が面倒になって削除した。今となってはざっくりとした更新履歴ぐらい残しても良かったかな、とも思う。どこまで残すか匙加減が難しい。そういえば最近、更新履歴のあるページをなかなか見かけない。
- 対応ブラウザの説明
- Firefoxアップデートのたびに行うバージョン番号の更新が面倒だったので廃止した。現在は主にSafari, Safari mobile, Firefox, Chromiumで表示確認している。
- FOAF
- 友達を結ぶとか自己紹介になるとかいうもの。Blogで設置されている例もみかけたが、ほとんどが名前しか無く有用性がなかった。そのうちSchema.orgで類似語彙が出てきたので削除した。なお、設置していたFOAFとほぼ同様の内容を文芸船紹介にてschema.orgを加えた上で公表している。元サイトのアイコンもSVGで真似て描いて設置していた。
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