文芸船

調整中

零れ落ちた君の呟きを
僕は拾い集める
君の言葉は
あまりに柔らかすぎて
拾い物しか
握られないのだから

拾った呟きを
そっと口に含む
腫れ上がった喉元が
少しだけ熱を忘れる

冷めた喉に手を当てた
喪ったはずの言葉が
ひとかけら
喉に張りつくく

君は呟く
壊れきった僕の喉に
呟きを零し落とす

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