落ちてくる空を少しでも支えたくて腕を高く伸ばすせっかくの空が落ちてしまうのはあまりにも悲しかったから
空が落ち始めたのは背伸びを忘れた日それはどこにもある一粒の時間
僕は自身を柱に変えた空を支えることは僕の勤めだから
重みに骨が軋むそれでも僕は腕を掲げ続ける
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