文芸船

迷路を走る

君へ歩いているのに
遠くなる君
慌てた僕は走りだす
もっと遠くに映る膨れっ面

今度は自転車に乗る
君の顔も見えなくなる
車に乗り換える
君が点になる

タイヤも落ちてエンジンも焼けた
それでも靴ひもを結んで
迷路を走るんだ

迷路を抜けて
辿りつけたなら
君と二人で歩こう

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