歓迎会の場所を選ぶ際に椅子席を希望する方がいたのですが、宴会の出来る会場の多くが座敷であることに軽く驚きを感じました。洋風の生活習慣になり、椅子席ではない職場などほとんどありえない状況にもかかわらず、宴会となると畳の上。案外妙な所で日本の文化が保存されているのかもしれません。
そういえばビジネスホテルも洋式シャワーバス、ベッドに何故か浴衣ですし。外国人の方にこの辺りの見解を聞いてみたいものです。
歓迎会の場所を選ぶ際に椅子席を希望する方がいたのですが、宴会の出来る会場の多くが座敷であることに軽く驚きを感じました。洋風の生活習慣になり、椅子席ではない職場などほとんどありえない状況にもかかわらず、宴会となると畳の上。案外妙な所で日本の文化が保存されているのかもしれません。
そういえばビジネスホテルも洋式シャワーバス、ベッドに何故か浴衣ですし。外国人の方にこの辺りの見解を聞いてみたいものです。
ミートホープ株式会社による偽装が次々とニュースに流れています。とんでもない会社ですが、一方でこれだけ大量の原料を出荷していて今まで露見しなかったという点も事実ではあります。食品は塩などの例外を除けば全て元が生物なので品質にばらつきがあり、さらに鮮度で変化しやすいという特性も考え併せると、行った不正は野蛮ながらも食品流通を工業製品的な流通経路に頼る現代ならではの事件かもしれません。
掲示板には騒ぎすぎではないのかという指摘もありますが、食は生物の根本に関わる点なので、本能に近い点で不安を感じているように思えます。そのわりには食を蔑ろにしがちな時代ではあるけれど。
最近お酒に弱くなったようで、調子づいて飲むと眠くなってしまうことが多くなりました。元々は味の少ない焼酎やウォッカ、香りの強いウイスキーをショットで楽しんできたのですが、最近は違う趣向の飲み方を探しています。
ただ、甘味の強いカクテルは飽きるし日本酒はどうも翌日がつらいのでジンかラムの水割り的な何かを考えているのですが、それだとカクテルバー以外ではほとんどメニューにないので、やはりうまくいかないものです。酒を酔うためのものではなく、純粋に飲んで楽しむ文化がもう少し広がって欲しいのですが、煙草に対する社会の動きを見ていると難しいようです。
ところで先日、結婚式の余興で簡単な人形劇を癪場の同僚と一緒に上演しました。ちょっと気分が乗りましたので今回、9年ほど前に書いた人形劇の脚本「ブルドーザーを追っ払え」を改稿して公開しました。
この土日は結婚式で札幌に行きました。式場は行ったことのないホテルだったので地図を携帯のiモードで探したらうまく見つからない。結局はホテル予約総合サイトから見つけました。
ホテルに宿泊する人はそのほとんどが地元ではないので、地図は出先で簡単に見つけられるべきだと思うのですが、なぜかホテルの公式サイトにほとんど携帯サイトがない不思議。サイトの地図を印刷して持ち歩く時代は過ぎつつあることにホテル会社の人は気づかないのでしょうか。やたらと無駄に動画や写真が多いところを見ると、サイトの実用性に気づかないのかもしれない。
地図・ホテルの電話番号・公共交通機関の経路。この3つに簡単にアクセスできるだけで旅行者には非常に便利になるし、リピート率も上がるはずなのだけれど。
屈斜路湖湖畔にある「丸木舟」というアイヌ民宿のレストランで「パリモモ定食」を食べました。パリモモはアイヌ語でエゾウグイのことだそうです。ウグイの刺身を食べるのは初めてな上、活け造りだったのでおそるおそるでしたが淡白な味の白身魚でした。日本は全体的に淡水魚の料理や食文化が希薄であり、このような様々な紹介があれば変わる可能性も感じます。
帰りに摩周湖も寄ったところ、見事に水面が晴れていました。今まで何回か訪れているのですが、霧の摩周湖に遭ったことがないのは少し寂しい気もします。贅沢な話かもしれないけれど。
TBSがハニカミ王子関係でまた不祥事を起こしたとか。ネットを見ると厳罰を、といった声が結構見られます。最近のマスコミの不祥事や政治家の発言を見ていて思うのは、物事の相互主義が欠落していること。同じ理屈を自分に適用されても問題はないのか? という発想が非常に貧困なのです。単純に言えば「相手の立場になって考えろ」という話なのですが、社会が複雑になっているため、自分を相手の立場に置換すること自体が難しいのでしょうか。
インターネットの危険性がよく報道で語られますが、図書館や街の歩き方に置換すれば何もネットだけの問題ではなかったりするわけで、そんな事例も併せて考えると、社会全体の本質を見る力が弱まっているのかもしれません。
欧州産のウナギが非常に減少していることから、ワシントン条約の保護対象にすべきだという議論が出ているそうです。今、日本に入っている中国産ウナギの多くは欧州産のウナギ稚魚を養殖したものなので、日本の蒲焼きが深く関わっているわけです。最近はスーパーの特売に季節関わらず出ていますし、弁当コーナーでも気軽にウナギが買えるようになっています。しかし本来は旬があるものなので、それが年中出回っていること自体がちょっと奇妙な話なのです。
こういった食文化の弛緩と経済原理主義の結託にも何らかの批判があるべきだと思うのですが、マスコミはこの辺りの事情まで載せてくれない。食の背後にある文化と経済活動の姿に、私達はもう少し敏感にありたいものです。
ZARDの坂井泉水さんと松岡農水相が亡くなりました。ZARDのCDは1枚、それも実家に置いてあるのみですが、素直な歌声は結構好きだったので非常に残念です。40歳だったとのことで、私よりかなり年上だったということも驚きでした。一方、農水相は色々と複雑な状態にあったので遂に、という印象もありますが、敗戦時の陸軍大臣の割腹自殺以来戦後初という点を考えると、かなり衝撃的な内容でしょうか。
それにしても死はなぜ重なるのだろう。運命的なものか、それとも潮の満ち引きのような遠因があるのか。運命論は好きではありませんが、どうも考えてしまいます。
石原慎太郎原作・脚本の映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」が好評だそうです。あちこちで評判の記事を見かけるのですが、その中で気になった点は「石原東京都知事原作の」という言い方。石原慎太郎は芥川賞作家で石原裕次郎映画の原作を数多く手掛けた人物。映画と小説のプロに政治の肩書きをつけて紹介することにどこか違和感があります。
映画自体が石原氏の政治姿勢とも関わる作品ではありますが、創作を政治の後に置くような紹介はどうも好きになれない。何より「都知事製作総指揮の映画が大ヒット」と言えば物珍しさを感じますが、「『太陽の季節』原作者製作総指揮の映画が大ヒット」ではまあ当然だろうという印象になってしまう。大幅に印象が違う点がどうにも煩わしい。
「今日もブランコと泣く」(谷村志穂、角川春樹事務所)を読みました。今回読んだ文庫版は表紙が洒落ていて良い感じ。中身は掌編集となっており、気軽に読み進められました。大人への成長の中で大人になりきらない何か、その小さな一粒をすくいあげたような作品が多く気持ちが揺れる短編集でした。谷村志穂は大人だけの世界よりも、子供や若者が鍵を握る世界の方が純粋で良い印象のある作家です。
先日ニコラシカを飲みました。リキュールグラスにストレートのブランデーを入れ、そのグラスに蓋をするようにスライスしたレモン、さらにその上に砂糖を帽子状に載せたという風変わりなカクテルです。飲み方はレモンで砂糖を包んで口に含み、口の中が甘酸っぱくなったら一息にブランデーを飲むという豪気なカクテルです。
私には美味しいのですが、少ないとはいえストレートのブランデーを一気飲みするため他人にはお勧めしにくいカクテルで残念。でも、お酒を飲み会や会話の脇役でもアルコール摂取物でもなく、1つの粋な楽しみとして遊ぶには最適な1杯だと思います。
ニコラシカを遊びで飲める女性を小説上で考えたのですが、ちょっと今の私の小説傾向だと登場させにくい。
キリンのピール漬けハチミツレモンを飲んでみました。売り文句どおり、かすかにほろ苦くてわりとさっぱり味で飲みやすい。レモンピールを使ったカクテルは好きなので私の好みでした。苦味のおかげで甘党ではない人にもかなり飲みやすくなっている感じがします。
それにしても近年、お茶やハチミツレモンなど、伝統食に近いものが清涼飲料水に増えている感じ。コンビニの弁当、惣菜類も同様の傾向を感じます。
一見家庭の外注化とも見えますが、音楽や漫画、映画などでリメイク流行りであることを考えると、今は温故知新が時代全体の流行なのかもしれません。
昨日実家から帰ってきました。特急5時間半は結構つらい。とくに夜は車窓から何も見えないので車両の音がやけに大きく聞こえ、汽笛が遠く響くように感じて何となく寂しくなります。割引が効くので結局は早朝と夜にするのですが。
暇つぶしにケータイ小説について携帯で調べたところ、携帯から読むだけではなく執筆も携帯からだと初めて知りました。魔法のiらんどがかなり力を入れているようで、この会社のサービスはいつも一風変わっているなと思ってみたり。でも面倒くさがりなのでケータイ小説はやらない。文芸船は携帯からもある程度読めるようにしているし。
最初の連休で阿寒湖温泉に行ってきました。まだ阿寒湖は氷が残っており、遊覧船が氷を割りながら走っている姿が印象的でした。まだ森の中に草が生え揃っていないせいかエゾシカがよく道路を渡るため、車を運転していてひやりとする場面もありました。
まだ道東は桜も遠く、新聞やテレビなどの一般的な報道とは季節感が合わない場面がよくあります。北海道にはローカル誌の北海道新聞がありますが、それでもやはり札幌に関する情報が大きく採り上げられる傾向にあります。
マスコミは社会の木鐸、弱者の味方といった主張をマスコミ自身が時折行いますが、それは弱者・正義としていったん定義された存在の追認が多く、組織や形としてまとまれない小規模なものへの視点は抜け落ちやすいようです。これは資源(紙面・電波帯域)が限られているせいもありますが、Web記事を見てもそれを補完する意思はあまり見えないように思えます。その一方で過疎地の高齢者は、本来全国で統一すべきものであっても全て地域特性と混ぜて話してしまう傾向があるように思います。
こんなことで、情報の標準化と豊穣で細やかな個性の共存について少し考えてみたいと最近思っているところですがなかなか難しい課題です。
昨日「Bilk(ビルク)」を飲んでみました。これは中標津町の酒店「なかはら」と網走市の地ビール会社である網走ビール株式会社が共同して開発した発泡酒で、原料に麦芽、ホップ、大麦エキスの他に牛乳を3割使用しているというものです。網走ビールはホタテ入りビールの開発も成功させているので、この企画に乗ったとの話。
ビールとは別物の味わいですが、通常の発泡酒に軽い乳酸系の酸味を加えたような風味でわりと美味しい。私は黒ビールやBass PALE ALEなど、国内の一般的なビールから少し外れた味わいの酒が好みなので結構気に入りました。
でも、飲み会で出すとビール好きからは反発貰うだろうか。
今月末に同人誌(印刷媒体)の投稿締切があり原稿を執筆しています。べつやくメソッドを小道具に使っているのですが、文章で全部書くよりもグラフを小説に組み込むのも面白いかも、などと思ったりしています。投稿先が図を組み込める投稿規程ではないので無理ではありますが。そのうち文芸船内で実験的にやってみるかも。
べつやくメソッドというものが最近出てきたそうです。これは感情や思い出を円グラフで表現しようというもので、デイリーポータル Zの「円グラフで表そう」という記事に由来しています。べつやく氏の記事は全部手書きイラストで書かれているのですが、既にべつやくメソッド用グラフ作成ソフトとしてBMCreator、ネットサービスでグラフ作成できる「べつやくメソッド.NET」など色々出来ている様子。たしかに感情やニュアンスは言葉を尽くさないと伝わりにくい上、相反する気持ちが同居する場合もあるので円グラフは案外上手い方法かもしれません。
それにしてもこのメソッドの元を書いたべつやくれい氏、劇作家の別役実の娘だそうで。別役実と言えば高校時代に教科書や受験でずいぶん見かけたものですが、娘さんはずいぶんと脱力系だ。
普段飲む缶コーヒーは無糖なのですが、時折喫茶店で変わったものを飲みたくなることがあります。先日飲んだのはロシアンコーヒーで、濃い目のコーヒーとココアを合わせたものです。コーヒーの影響でココアそのままよりさっぱりして飲みやすい印象。名前つながりでロシアンティーもわりと私は好みで、とくに薔薇の花びらを使ったロシアンティーは絶品だと思います。
コーヒーにしろカクテルにしろ、少し手の込んだ本格的なものは楽しいと思うのですが、案外そういうものを楽しむ人が身近に少ないのは高価だという先入観のせいでしょうか。
最近、飲み会に行くと煙草の臭いが気になることが多くなりました。喫煙所以外で煙草を吸える場所が居酒屋などに限られ、煙草の臭いが世の中に漂わなくなったせいでしょうか。こうなるとますます禁煙圧力が高くなるかもしれない。私は全く吸わないのですが、ライターや煙草の箱のデザインは結構好きなので、それが無くなることは残念な気がします。そう言いながら煙をたっぷり吸ってしまった服はすぐに洗濯してしまうのだけれど。
それにしてもNicosphereは幾らなんでもやりすぎ。
転居に伴い様々な手続きを行ったのですが、住民票、自動車運転免許は当然として、郵便局、銀行、キャッシュカード、JAFとかなりの数。個人情報を案外様々な場所に登録しているものだと軽い驚きを感じました。これでもまだ学会や友人への報告はしていないし。面倒この上ない。
先週末からやっと読書やネットを見て回る時間と気分を持てるようになってきました。来月中には新作を上げたいと考えています。
再びカクテルの話。私はあまりテキーラが得意ではない方なのですが、テキーラベースのカクテル・マルガリータは飲むことがあります。このマルガリータにチェリーブランデーを色付け程加えると、飲みやすく桜色の春めいたカクテルに変わります。このレシピは函館で飲んだことがあり、先日久しぶりに地元で頼んだのですが、やはり美味しい。アレンジレシピですがお薦めです。
歓迎会などでとにかく飲むばかりではなく、こんな季節感のある遊びがあっても面白いと思うけれど、お酒の弱い人だとバーはきついのかな。
先日カクテルバーに行ったところ、納豆とペルノー(pernod)が合うという話を聞きました。ペルノーはフランスの薬草を使用したリキュールで、納豆にこれを2dash(2ml程度)入れると、納豆の嫌味が消えて旨味のみ楽しめるそうな。
納豆に長ねぎを入れることはよく行われますが、案外その他の香草類も合うのかもしれない。ハーブティーなどは元々好きなのでそのうち何か試してみようか。
ごく近所なのですが、転居するため箱詰めを行いました。私はなるべく物を持たない主義なので2時間程度で終了。まだ引っ越しまで1週間あるのでオーディオは片付けていませんが、これも30分もあれば片付くので大丈夫でしょう。むしろ片付け過ぎて筆記具が1本しかないとか、手紙を書かなければならないのにレターセットも仕舞ってしまったとかやり過ぎかもしれないと後悔気味。近所にダイソーがあれば買って済ませられるから楽なんだけど。
このところ忙しいせいで食生活が乱れ気味。と言っても食欲は衰えにくい性質なので肥満の方が要注意。そんなわけでコンビニなどで買い物していると魚料理の少なさに引っ掛かります。スーパーマーケットでも寿司と天麩羅を除けば魚料理はほとんど売っていない。「若年層は魚を食べない」と言いますが、実は売っていないからというのもあるような気がします。まあ鳥が先か卵が先かの議論かもしれませんが。
でも少なくとも私は買いたい派。
何だかもう3月になってしまいました。最近文字媒体もあまり読んでいません。そんなわけで気分転換に「やがて今も忘れ去られる」(銀色夏生、角川書店)を購入。銀色夏生の本を買うのは実に10年以上もの久しぶり。何となく詩、写真、絵など物語から離れたものを手にしたかったのです。この本は写真と詩を組み合わせた作品集で、この形式はかなり好き。
それにしてもTUTAYAには詩集が売られていない。詩はどうにも売れ行きが悪いのでしょうか。
柴田淳の「Single Collection」を買いました。透き通った、でも大人っぽい女性ボーカルでスケール感もあって良い感じ。このところサラ・ブライトマンや柴田淳、川嶋あいなど声のきれいなCDをただ聴いていると楽しい。落ち着かないせいもあり、文字媒体から遠ざかりがちです。
ところで最近お酒を呑む機会が多かったのですが、どうも私は飲み会という形があまり好きではない。飲むとある程度文化系・知識関係・仕事の話をしたくなるのと適度に飲もうという思考、それにみんなでゲームなどが苦手なもので。酒は好きなのだけれど。
少数でカクテル・ショットバーで本や音楽、絵、科学の話をするのが一番良いのですが、とにかく盛り上がりたい集団だと面倒臭い。やっぱり僕は飲兵衛なのでしょうか。
約1ヶ月ぶりの更新です。色々と落ち着かず文章を一休みしていました。
12月にスピーカー(DALI Mnenuet II)を購入したのに引き続き、CDプレーヤーが故障したためマランツ製のCD5001を購入、そのままオーディオに興味を深めて同じくマランツ製のプリメインアンプPM8001を購入。貯金が見る見るうちに減りました。オーディオは色々見ていくと金額の怖い世界です。
話題変わって、今日はDVDで「天使」(深田恭子主演)を観ました。深田恭子演じる「天使」は一言も喋らないのですがなかなか滑稽。話の中身は結構人情味のある、案外地に足のついたドラマで良いものでした。物語中で何度か天使や登場人物たちがジン・ライムを飲む場面があるのですが、観ているうちに飲みたい気分になります。ボンベイ・サファイアの青い瓶が印象的でした。